商号:合同会社平安林業
設立:2020年9月15日
本社所在地:京都府京都市右京区京北辻町左近縄⼿8番地
代表社員:田中恒行、四辻英明
事業内容:
(1)建具製造業
(2)山林立木の売買並びに植林、その伐採、製材、加工、販売
(3)山林の管理運営(育林業又は山林の経営)
(4)山林の植林、管理並びに樹木の伐採販売並びに園芸、造園業
(5)山林の伐採および植林
(6)植林、造園等の緑化関連事業
(7)植林及び原木の伐採、運搬加工及び販売
(8)稲苗、果実、野菜の栽培、植林、伐採、製材業、毛皮獣の飼育販売
(9)土木・建築用資材の販売及びその仲介、斡旋並びに賃貸、輸出入と育林請負業、木材伐出請負業
(10)木材の生産、製材、製函並びにその売買及び賃加工
(11)木材の売買及び植林
(12)林業及び保養地等の周辺環境の保全育成のための植林・育林・伐採・管理
(13)林業及び木材製材の加工販売及びインターネットを利用した販売
(14)不動産の売買、賃貸借、管理、仲介、保有並びに運用
(15)前各号に附帯関連する一切の事業
平安林業 社名の由来
一、平安京遷都の御杣御料地(みそま ごりょうち)
平安林業は、京都市の北西部に位置する「京北 山国」を中心拠点としています。
この地域、山国庄の林業は、「ナクヨ うぐいす平安京」でおなじみ794年、平安京造営時の大内裏(天皇の私的区域)、寺社仏閣などの材料となる木を送り出す御杣御料地(みそま ごりょうち)に定められました。
天皇直轄の禁裏(みだりにその中へ入ることを禁じられた)の森林として守られ、多くの木材が筏流しによって山国神社の裏手にある大堰川を下り、京の都へ供給されました。
古から続く「平安京」の「平安」が当社名の一つ目の由来です。
余談ですが「みやこ(首都)は今、東京に貸している」というのが京都人のごく一般的な認識。1869年(明治元年)、京都に首都としての位置付けを残したまま国の政治の中枢機能を東京に移転(東京奠都)しており、まだ首都は移転していない、とするものです。全国的には半分笑い話ですが、これを語る京都人の目は笑ってないのでご注意を。
二、意外と新しい平安神宮
明治28年(1895年)、京都市が平安京誕生1100周年を祝う「平安遷都千百年記念祭博覧会」が開催されました。そこで平安宮朝堂院正殿の大極殿(だいごくでん)を模した神殿などが岡崎(現左京区)の地に造営され,桓武天皇を奉祀する平安神宮が同年3月に完成。いわゆるパビリオンですね。
地方からの修学旅行でほぼ必ずコースに組み込まれる平安神宮も100余年前の建造物で、応仁の乱(1467年)を「こないだの戦争」と呼ぶ京都人にとっては歴史の浅い施設です。
しかしこのことは、京都というブランドの中で歴史が今日まで地続きになっていて、常にアップデートし続けていることを示唆しています。当社も時間軸を並列にしてしまう京都の文化に肖りたいと考えています。ということで、平安神宮にあやかった「平安」が2つ目の由来。
三、心が「平安」であること
世界中で毎秒、大小様々、不安になることが起こっています。絶望するようなこともあります。そんな中で一瞬でも平安な時間があれば、心が救われます。互いを思い、気にかけ、助け合う、そんなことのお手伝いが出来れば、と思っています。
みんな、挨拶をしますよね。この「挨拶」というのは仏教用語で、お互いが質問し合う禅宗の修行のことを言ったそうです。
「こんにちは (どんな気分ですか?)(いい天気ですね?)」
こんな挨拶がほぼ世界中で毎日行われています。
また、イスラーム教の挨拶では出身国を問わずみんな、「アッサラーム アライクム(ٱلسَّلَامُ عَلَيْكُمْ)」(あなたの上に平安を)と言うそうです。
昔から相手を思うことが全体の「平安」につながることに気づいていたのだと思います。そんな点と点をつなげる事業を実行していきたいと考えています。これが3つ目の由来です。
ロゴについて
デザインのことを語るのは、芸人が自らネタの笑いどころを説明するようでサブく、気が引けるのですが、あえて。
全体の形は切り株。末長く年輪を刻むことや、輪(和)になるイメージです。
「平安」の文字は、真朱(まそほ、しんしゅ)という色で、厄除の意味もあり、神社の鳥居などに使われた天然顔料の色です。朱(しゅ)は硫化水銀鉱物から作られる朱丹(しゅたん)を元にしています。一方現在、朱色と言われる黄色がかった鮮やかな赤色は人工的に硫黄などを合成して作られたもの。
「平」の文字は鳥居を、「安」は鈴を模しています。
3重の円、下部は真円ですが、上部は少しデザインがいびつになっています。ここは80%位のフリーハンドでいい感じにいびつになるよう線を描きました。
「林業」は、ローマ字になっています。RING YOとGとYの間に妙なスペースがあるのは、
RING = 年輪、輪、(鈴などを)鳴らす
YO = よう(呼びかけ)、あなた(YOUの俗語)
の意味を持たせるためです。「林業」の分解。